2006年08月06日

朗読劇「この子たちの夏」を観てきました。

この子たちの夏.jpg

8月3日の夕方,地元行徳文化ホールで行われた朗読劇「この子たちの夏」を観てきました。

この朗読劇は「あの日」の記憶を語り継いでいます。
あの日,それは,1945年 8月6日 広島、そして8月9日 長崎です。
この「この子たちの夏」はちょうど被爆40年にあたる,1985年にはじめられました。
あれから21年。
語り継いだ「あの日」の記憶は,この日の行徳につながりました。

6人の女優が、被爆した親子の手記を読むという実にシンプルな舞台です。
被爆した母たちを中心にして、多岐にわたる手記・記録・詩歌の中から、
演出家・木村光一が構成・演出した脚本を6人の女優たちが朗読します。
舞台には特別なセットは何もありません。
背景に映像が投射され、音楽と効果音,それと照明で、朗読劇が展開されます。

舞台で代わる代わる静かに読まれる被爆した親子の手記は,初演当初から大きな反響を呼びました。
幼くして被爆して死んでいった子供達の無念さと,子を思う親の一途なせつなさが涙を誘います。
生き残って原爆症に悩む子供たちもまた地獄でした。
青春を生き地獄として生きた子どもの遺稿は,聴く人の涙腺を思いきり刺激します。

上演を行うのは地人会。
6人の女優とともに、毎年夏になると全国を巡演しています。
その数は,去年の8月で全国373市区町村。
ステージ数も719回を数えました。
「この子たちの夏」を上演したいと思う全国の人々の熱意の賜物です。
行徳にこの朗読劇を持ってきてくれたのは市川おやこ劇場というNPO法人でした。


『広島と長崎への原爆投下という出来事が、海外では“ヒロシマ・ナガサキ”として平和運動の象徴とされている一方、国内では逆に、被爆体験は単なる歴史上の一事件であると見なし、不運な過去の記憶として忘れ去ろうという風潮があります。
しかし、戦争による唯一の被爆体験を持つ私たちが、この記憶を礎(いしずえ)としなければ、あの出来事に一体何の意味があるでしょうか?

あの出来事の中で浮かび上がってくるのは、被爆者の悲惨だけではありません。
母なるものの情愛の深さ、子供たちの未来と平和への願いと祈り――
「生き抜く強さ」に代えてゆくべき凛とした思い、
そういう気持ちで胸が満たされるのを、きっと感じることでしょう。』
(地人会HPより)

奇しくも今日は,広島原爆の日。
61回目の夏のこの日,もう一度,あの日を思い起こして,今の私たちの原点を見つめたいと思います。


◎朗読劇 『この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ』 
http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~CJK/konoko/konoko_fs.htm

◎NPO法人 市川おやこ劇場
http://gekijyo.blog48.fc2.com/

◎写真出典
http://www.p-rg.com/wind/tedium01.html
posted by 行徳のマグマ大使。 at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナーなどのイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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